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天鵞絨
管理人のなぁにこれぇな生活
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魔物がす~むの~。
目が死んでる慈有です今晩は。
あ、眠いだけです。

・・・眠いのにア.イ.シ.小話書いちゃったぜ☆
超弩マイナー・カプ(大.和.×瀬.那.)ですが読みたいという猛者は続きを読むからどうぞ!
心持ち字を大きめで。

四月の入学式で、高校までのいじめからようやく開放された瀬那は大学生活に心躍らせていた。
(もうパシリしなくていいんだ・・・!)
男子の中でも背が小さく、おどおどとした性格だった瀬那は格好のパシリにさせられていた。
しかし、そのいじめっ子達がいなくなった今、めくるめく青い春、もとい大学生活が。
 
繰り広げられようなんて、都合良くはいかなかった。
今、彼は進行形で全力疾走していた。
ちょっと夜遅くにコンビニに行ったのがまずかったのだ。
夜遅くにコンビニなんてちょっと大人っぽいな、とか思っていたらコンビニから出ようとした所で人にぶつかってしまった。
見上げるとそこにはなんか不良っぽい人たちがいた。
長年培った瀬那のなんかのセンサが反応する。
冷や汗を掻きながらおどおど謝ると案の定治療費を請求された。
(そんな古典的な・・・!)
とにかく多勢に無勢ということで逃げてきたのだが。
「待てゴラァァァアア!」
(追いかけて来るしー!!)
 
大学の近くには沢山の学生アパートの様なものが有って、瀬那もその中の一つに住んでいる。
一人っ子である瀬那は両親が少し家賃のお高いアパートに住むことを許してくれた。
そこにはエレベータが付いているのだが。
(こういう時に限って一番上にいるしぃぃいいい!)
とことんついていなかった瀬那は階段で行くことにした。
その前に勇気を振り絞って後ろをちらっと向いてみると、人影と足音が聞こえる。
そこからはもう後ろを見る余裕もなく、瀬那はひたすら自分の部屋の階までの階段を上り続けた。
 
(・・・!まだ、来るっ!)
階段とは音が良く反響して聞こえるもので、瀬那の耳は自分の足音も相手の足音も解らず、ただ階段を駆け上がる音が複数聞こえてくるようだった。
これは自分の階についたら即行で部屋に駆け込むしかないと思った瀬那は並ぶドアを次々通り越し、まだ少しなれない自分の部屋に飛び込む。
「っ!」
だが、寸でのところで腕を掴まれた。
どんな罵声が浴びせられるかと怯えていると今度は肩をがしっと掴まれた。
これはいよいよ殴られるかと目を瞑っていると。
 
「君、アメフト部に入らないかい?」
 
「・・・はぁ?」
なにやら爽やかな声を掛けられた。
 
どうやら様子が変わってきていると思い目を開けると意外にもそれは知った顔だった。
「あ・・・えっと、や・・・まと、君?」
瀬那の目の前の爽やかボーイは同じ学科の大和猛だった。
何故、瀬那が大和のことを知っていたかというと学科での自己紹介で彼は大変目立っていたので、ふーんすごい人がいるんだなぁと、瀬那も覚えていたのだ。
なんでも帰国子女でスポーツ特待生らしい。
「そういう君は小早川瀬那君だろう?」
おまけに記憶力も良いらしい。
「瀬那君だったらすぐにレギュラーに成れるさ!」
「え?え?」
なにやら色々ぶっとんだ話を取り敢えず整理するところから瀬那は手をつけた。
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